Topics

インタビュー

インタビュー #5
日本酒スタイリスト 島田律子さん 2015.09.11

タレントやエッセイストとしてマルチな才能を発揮されている島田律子さん。島田さんは日本酒造組合中央会認証の日本酒スタイリストでもあります。日本酒スタイリストとして数々の講演やイベントの司会をこなすだけではなく、日本酒に関する本も執筆されています。そんな島田さんに、日本酒との出会い、そして日本酒の魅力について伺いました。

SHIMADA-1

—— 島田さんが日本酒スタイリストになられたきっかけは何だったのですか?

お酒を飲み始めた20歳の頃、日本酒は父の晩酌に付き合う程度で、外で飲む機会はほとんどありませんでした。その当時は空前のワインブームで、どこのお寿司屋さんにもワインセラーが置いてあるような時代でした。私もお寿司屋さんに行くとお寿司に合うシャブリなどの白ワインを頼んでいましたが、ワインを飲み続けているとどうしても魚の生臭さが表に立ってしまったり、ワインの酸が酢飯の酢に対してしつこくなってしまうように感じていました。ある時たまたま隣に座っていた男性の方が日本酒をきゅっと飲みながら、お寿司をパクッと食べているのを見たのです。「きっと日本酒の方が合うんだろうな」と思い、お店の方におすすめの日本酒をいただいたところ、父との晩酌で飲んでいた日本酒とは全く違う味わいでした。非常にすっきりとしていて、おだやかな香りが鼻を抜ける、とても上品で美味しいお酒でした。その時「なぜ今まで自分は日本酒を飲んでこなかったのだろう?」と思い、日本酒の勉強を始めました。元々ワインコーディネーターの資格を持っていたのですが、利酒師の資格も取得しました。丁度そのタイミングで日本酒造組合中央会が日本酒の需要を高める活動の一環として日本酒を様々な年齢層にPRできる人材を探していたこともあり、2003年に日本酒スタイリストに任命されました。

—— 日本酒スタイリストとして、どの様な活動を行っているのですか?

日本酒造組合中央会が立ち上げた「女性のためのOsakeスクール」で講師を務めています。キャリアと私生活が充実した30、40代の女性の方に、日本酒の良さを知ってもらい、日本酒をより楽しんでもらうための活動です。その他にも日本酒の会のプロデュースや、様々な日本酒関連のイベントで司会を務めてきました。

自分が好きなことに仕事として携われる機会を頂けたのはとても嬉しく思っています。日本酒の素晴らしさを伝えることで、造り手と飲み手の皆さまに喜んでもらえることが何よりのやりがいになっています。今後はさらに自分のプロデュース力を磨いていきたいと思っています。「島田さんにお願いすれば何でもできる」と酒蔵の方に思っていただけるような、造り手と飲み手の皆さまの架け橋になりたいですね!

—— 日本酒の魅力とは何ですか?

日本酒は他の醸造酒と比べ、造ることに大変な労力を要するお酒です。私は芸術作品として捉えているのですが、美味しいことに加え、日本の伝統文化であることが非常に魅力的だと思います。

私にとって日本酒はライフワークの一つであり、人生に欠かせない大切なものです。私は仕事がら、色々な酒蔵の方と知り合うことができました。今では私がお世話になった蔵元の息子さんが造ったお酒を飲む機会も増え、新たな楽しみとなっています。

—— 同じ醸造酒で食中酒であるワインと比べ、日本酒の強み、そして改善すべき点は何だとお考えですか?

日本酒の強みはやはり旨味ですね。旨味がしっかりとしているため、どの様なお料理と合わせても、そのお料理を引き立てることができます。これはワインには無い懐の深さだと思います。温度帯によって異なる表情を見せることも日本酒ならではですよね。

ワインは食中酒として世界中で愛されているお酒なので、特に外国の市場において日本酒は必然的にワインと比較されてしまいます。日本酒はプロモーションやマーケティングの観点から、複雑さゆえに分かりにくいと思わるところもあり、専門用語を一般消費者に浸透させることや、味わいを分かりやすく表現することなど、ワインから学べる点も多いと思います。例えばワインはブドウを覚えることでおおよその味のイメージが湧きますが、日本酒は造りそのものが味わいに影響する部分が強いので、端的に材料や生産地から味わいを伝えることは難しいですよね。ただこの奥深さが日本酒の良さでもあるので、しっかりと海外の方にも発信していければと思います。

—— 島田流の日本酒の選び方を教えてください。

色々な日本酒の中からこれだと思う一本を選ぶことも、日本酒の楽しさですよね。

私は、勘であったり、その時の気分で選ぶことが多いです。例えば今日はとある酒蔵さんの試飲会に行ってきたのですが、季節的に「夏酒もそろそろ終わりだな」と思い、夏酒をメインに試飲しました。

お店では何も考えず、あえて前情報無しでお酒を頼むこともあります。とろみや色、香りからそのお酒の想像を膨らませ、一口飲んで味を確かめます。すると目と鼻を使って想像した味わいと全然違う印象を受けることもあります。それからそのお酒の詳細を調べて「これはこうだからこういう味や香りになるのか」と原因を究明します。造りの要素が重要であるからこそ、スペックありきではなくまず試してみる。この様な楽しみ方も日本酒の魅力の一つだと思います。

日本酒初心者の方であれば、自分の出身地のお酒から飲んでみるのも良いと思います。お酒は酒蔵があるそれぞれの風土を具現化させたものなので、その地で生まれ育った方には特に何か感じられるものがあると思います。あと、最近のお酒には面白いラベルが増えてきているので、ジャケ買いも良いと思います。ラベルは酒蔵によって様々ですが、造り手からのメッセージが必ず込められていると思っています。


第2回 郷酒(さとざけ)フェスタ for WOMEN in 銀座

平成27年9月26日(土) 東京都中央区銀座5丁目15−8 時事通信ビル 2F 時事通信ホール
3部制
第1部 12:30 ~ 14:30 女性350名
第2部 15:30 ~ 17:30 女性150名+男女ペア100組
第3部 18:30 ~ 20:30 女性100名+外国人250名
会費 ¥3,000 (税込) 前売り制
詳しくはこちら : www.sakefesta.com

全国から30蔵が集結して、日本酒、スパークリング清酒、梅酒、焼酎など女性と外国人にあったお酒を提供します。料理・スイーツ、音楽や漫才、お酒と美と健康セミナーなど楽しみ満載の祭典です!今回、新しい試みとして、第3部では外国人の方にも楽しんで頂くため、すべて英語にて対応します。1部と2部のMCは島田律子さんが務めます。

SHIMADA-4

秋田SAKEカフェ for 女子会

平成27年11月6日(金) ベルサール汐留 B1イベントホール
18:30 ~ 20:30 (受付 17:00)
会費 ¥6,000 (税込) 前売り制
定員 300名

秋田県の18酒蔵が参加する「秋田SAKEカフェ for 女子会」において、島田律子さんがMCを務められます。秋田のお酒とお料理を堪能できるまたとない機会となるので、皆さん是非ご参加ください!

お申し込みはこちらから。

SHIMADA-2 SHIMADA-3