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周りと差をつけろ!
ビジネスシーンで使える日本酒の知識 2015.08.12

ビジネスの場で日常の仕事と同じく、もしくはそれ以上に大切だと言われているのが人との信頼関係を築くことです。そのためには様々な方法がありますが、人と親しくなれる一番のチャンスは会食の場にありますよね。

社内であれば、日ごろの感謝の気持ちを込めて上司に楽しんでもらえるような場を作ることが必要であり、社外接待であればクライアントやビジネスパートナーと親交を深め、ビジネスにつなげることを心がけなくてはなりません。シーンに合ったレストランを選ぶのも重要ですが、何か一つそれ以上のサプライズや印象に残るアピールができれば、と悩んだことはありませんか?

そこで意外にも使える武器が日本酒です。

日本酒のことを少し覚えるだけで、会食をより実のあるものにできるかもしれません。今回はそんなビジネスに使える簡単な日本酒に関する知識をご紹介します。

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なぜ日本酒がビジネスで役立つの?

そもそもなぜ日本酒の知識を得ることがビジネスに役立つのでしょうか?ワインを学ぶことの方が得られるメリットが大きいと感じる方がほとんどでしょう。しかし、ビジネスでは周りと違うことをしなければ、相手に印象を残すことは出来ません。

特に年配の方に人気がある日本酒。もし20・30代の若手ビジネスマンが「私日本酒をよく飲むんです」と言ったら、上司やクライアントは「君、面白いね」、「珍しいチョイスだね」と、自然とあなたに親近感を覚えるかもしれません。

また、日本酒の知識が特に重宝されるのが国際ビジネスのシーンです。国際化が進む昨今、来日する外国のクライアントと会食する機会は必然的に増えていきます。外国人のビジネスマンにはワインに精通している人が多く、豊富なワインの知識がなくてはワインの話題で会食の場を盛り上げることは難しいでしょう。ですが日本酒は異なります。ニューヨークの三つ星レストランのほとんどが常時提供するなど、世界で徐々に人気が高まっている日本酒ですが、日本酒に詳しい外国人はそう多くいません。そんなクライアントに日本の伝統的なお酒を説明しながら飲んでもらい、楽しんでもらうことが最高の日本流のおもてなしなのではないでしょうか?


知っておきたいビジネスで使える日本酒の知識

日本酒の重要単語を覚える:「吟醸」「大吟醸」「純米」

日本酒を説明する上で、覚えておきたいキーワードが三つあります。日本酒はワインのように色で味わいのタイプを識別できないので、単語を覚える以外に味の特徴を覚える方法がありません。そこで役に立つのが、「吟醸」、「大吟醸」と「純米」という三つのキーワードです。

まず「吟醸」と書かれたお酒の多くがフルーティーな香りがして、飲みやすいタイプであることを覚えておきましょう。吟醸酒に使われているお米は玄米の状態から最低40%以上削られています。お米を削れば削るほど雑味が消え、クリアなお酒に仕上がります。豆知識として、「吟醸」とは吟味して醸すの略であることを覚えておくと良いでしょう。

「大吟醸」と書かれたお酒は玄米を50%以上削って造られます。つまり「吟醸」で使われるお米より10%以上削られているということになります。原材料であるお米を贅沢に使っている分、クラスでいえば最も高価なタイプで、綺麗な酒質に仕上がっています。

最後に「純米」という単語を覚えておきましょう。純米とはお酒が米と水、そして米麹のみを使って造られていることを指します。米と水だけで造られている分、米の旨味がしっかりと残り、「純米」と書かれていないお酒よりリッチな仕上がりになります。ワインを飲み慣れている外国人には醸造アルコールが添加されていない「純米」のコンセプトの方が自然に聞こえるため、好まれる傾向にあることも覚えておくと良いかもしれません。

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日本酒と料理の合わせ方を覚える

日本酒を食中酒として楽しむために、基本的な料理との合わせ方を覚えておきましょう。例えばワインの場合だと、スパークリングで乾杯し、白ワインでアペタイザーや魚料理を楽しみ、お肉料理に赤ワインを合わせることが一般的ですよね。日本酒の場合、まず(純米)大吟醸で乾杯することをおすすめします。繊細な大吟醸は舌がフレッシュなうちに飲むことで、良さがより引き立ちます。また、大吟醸には食欲を増進させるクエン酸を多く含むものも多いので、会食のスタートには持って来いのタイプです。(純米)吟醸は白ワインのようにアペタイザーや味付けが濃すぎない魚料理に合わせると良いでしょう。味わいのしっかりとした肉料理には骨太な純米酒や古酒が合います。このような基本的な日本酒と料理の合わせ方をしっかりと覚えておけば、お酒選びを通して会食の場をより楽しいものにできるでしょう。

日本酒の甘辛を読み取る

最後に、日本酒の甘辛を判別するための指標を学びましょう。相手によっては甘いお酒が好みでなかったり、辛口の日本酒が好みでない人もいます。日本酒のラベルに「甘口」や「辛口」と書かれていれば問題ありませんが、書かれていないケースの方が多いです。その場合、甘辛の判断に使える指標が日本酒度です。日本酒度は+か-の付いた数字で表されており、一般的には数字が高ければ高いほど辛口になり、低ければ低いほど甘口になります。日本酒度の平均的な数値は+2~4ほどなので、これより上は辛口、下は甘口と覚えておくのが良いでしょう。日本酒の甘辛は日本酒度だけでは判別できないこともあるので、日本酒度はあくまでも参考としてお使いください。

お酒の場のマナーもお忘れなく!

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